能登半島地震支援活動報告 〜僕らがみたリアル〜

2024年2月15日

2月10日から12日まで、私たち有志6名は横須賀から能登町へ、たくさんの皆さまから寄せられた支援の思いや義援金、支援物資をお届けするために訪れました。支援先のBOND&JUSTICEさんが行う炊き出しボランティアの手伝いもさせていただき、この日だけはいつもの仕事道具を包丁に持ち替えて一心に人参を切りました。幸いにも雪も降らず、道路も雪の影響を受けませんでした。

 

 

街の状況は、電気やガス、ガソリンは不足気味ですが、それほど不便さは感じませんでした。しかし、未だに断水は続いており、家の中では人手不足で、地盤が傾いたり基礎が崩れたり、大きなクラックがあったり、屋根以外はぺしゃんこになっていたりと、目を覆いたくなるような光景もありました。

 

 

印象的だったことは、地元の皆さんは明るく笑顔で私たちを迎え入れてくれたことです。炊き出しボランティアの際、隣で人参を切っている地元のお母さんとの会話は笑いが絶えませんでした。

しかしこの会話の中で、普段の生活では当たり前のことが、一瞬で当たり前ではなくなることを、改めて感じました。

日常の生活では、スイッチを押せば電気がついたり、コンロの火がついてお湯が沸いたり、暖を取れたり、蛇口をひねれば水がでる。これらはすべて当たり前のことです。しかし、その当たり前が一瞬の出来事で当たり前ではなくなると言う事実に気付かされました。幸せとは、人によって異なりますが、当たり前の小さな幸せの積み重ねが実は大きな幸せなのだと気付かされ、日々の当たり前に感謝して過ごさなければと、再認識させられました。

 

 

また、初めてボランティアに参加した仲間たちが口を揃えて言っていたことは、みんなが仲良くすぐに溶け込めたことが嬉しくもあり、羨ましくもあり、またほっこりして自分たちも笑顔になれたということでした。

支援活動を行うBOND&JUSTICEさんたちの炊き出しボランティアの現場では笑顔があふれ、支援に行った自分たちも笑顔になりました。素晴らしい心構えや場作り、資材などを参考にして今後の活動に活かしたいと思います。

 

今日までの中間募金額は3,179,207円です。たくさんの皆さまからのご支援、義援金をお預かりし、引き続き能登半島地震への支援活動を行っていきます。横須賀市内にあるfrom yokosukaの募金箱を見かけましたら、ぜひご協力をよろしくお願いします。